〔神奈川〕 2015年4月3日-12日/神奈川芸術劇場KAAT大スタジオ
撮影:橋本倫史
ぼく自身の幼少期。左目の視力が極端に落ちていた時期がありました。その左目から見つめていた、半透明な世界。よく遊んでいた、空き地。機関車が真ん中に置かれていた、空き地。あそこにいた、おんなのこ。濁っていたり、透きとおっていたりする歪な断片を、まったく新たな構造を用いて、重ね合わせながら描いていきます。
ぼくが日頃、とてもリスペクトしていて、影響を受けているみなさんも招いて、多角的に。視覚と記憶、そして浮かび上がる未来について。セッションしながら、かんがえています。
マームとジプシーとして、かなり挑戦的な作品になるでしょう。それほどにこの作品にて、ぼくら自身の、いままでとこれから、ってことで見つめ直して。そしてしっかりと繋げていきたいとおもっているのです。
2015.2.22 藤田貴大
石井亮介 尾野島慎太朗 川崎ゆり子
中島広隆 波佐谷 聡 吉田聡子 藤田貴大
作・演出/藤田貴大
衣装/スズキタカユキ(suzuki takayuki)
舞台監督/森山香緒梨
音響/角田里枝
映像/召田実子
照明/富山貴之
照明オペレーター/久津美太地