mum&gypsy

川上未映子×マームとジプシー
MUM&GYPSY 10th anniversary vol.2
「みえるわ」

〔東京〕2018年131日-3日/WWW
〔宮城〕
2018年2月6塩竈市杉村惇美術館 大講堂
〔長野〕2018年210まつもと市民芸術館 小ホール
〔福島〕
2018年212日/LIVE STAGE PEAK ACTION
〔北海道〕2018年215日-16日/PROVO
〔神奈川〕
2018年220日-21横浜市開港記念会館 講堂
〔山口〕2018年225日/山口情報芸術センター スタジオA
〔大阪〕
2018年228日- 3月1日/味園ユニバース
〔熊本〕2018年3月4日/早川倉庫
〔沖縄〕
2018年3月7日/水円 310日-11日/アトリエ銘苅ベース

MUM& GYPSY 10th Anniversary Year 特設WEBサイトはこちら

▽ 川上未映子書き下ろしテキスト

起きてるとき以外は完全に眠っていたい
眠ってるとき以外は完全に起きていたい
四月だいすきな四月だった四月
四月もわたしを わたしも四月を みていた四月


悲しいことなんて何もないのに
悲しくなることなんてもう何もないのに
封筒に宛名書き、悲しい
直線がたくさんあって、悲しい

金色の産毛、まばたき、悲しい分厚い本も悲しいし、たくさんの花が咲いていること、悲しい
物語は催眠的に暗く、奇妙な終わりに咲く
学習は、すべて突然のことだから、子どもの年齢は水浸し
何かを思いだすたびに黒目も白目も大きくなる
まつげはずっしり重くなる
いつまで目をあけていられるかって思ったとたんに
目はあけていられなくなるから安心してね

まるいものは積めません、三角のものは積めますね、四角いものはもっと積めて、やわらかいものもまあまあ積めます、ねえ知ってます? 世界にはとても色が多いこと。そして一度もみることのないものが、わたしのほとんどであることを。

close

出演

青柳いづみ

スタッフ

テキスト 川上未映子
「先端で、さすわさされるわそらええわ」
「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」
「夜の目硝子」「戦争花嫁」「治療、家の名はコスモス」
「冬の扉」「水瓶」「まえのひ」など


演出/藤田貴大


衣装/
「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」ヒグチユウコ
「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」ANREALAGE
「戦争花嫁」suzuki takayuki
「治療、家の名はコスモス」overlace
「冬の扉」malamute
「水瓶」「夜の目硝子」l i r o t o


舞台監督/熊木 進
演出部/石井亮介 中島広隆
照明/南 香織(合同会社LICHT-ER)
音響/田鹿 充(東京 横浜 山口 大阪)
星野大輔(宮城 松本 福島 札幌 沖縄/サウンドウィーズ)
映像/召田実子
衣装部/若林佐知子
映像協力/ホンマタカシ
衣装協力/CASUCA


舞台協力 (大阪公演)studio seedbox


宣伝美術/名久井直子
チラシイラスト/ヒグチユウコ

キュメント「手紙」/橋本倫史


制作/林 香菜 古閑詩織(マームとジプシー)
乾真裕子 梅崎彩世


主催/[横浜]NPO法人アートプラットフォーム(急な坂スタジオ)
山口山口市文化振興財団


共催/松本一般財団法人松本市芸術文化振興財団
横浜横浜市文化観光局


助成/芸術文化振興基金
企画製作・主催/合同会社マームとジプシー

©2018 mum&gypsy