2016/05/12
とてもじゃないけれど、いまはまだ受け止めきれない。
彼がいない、この世界のことを想像できない。さいごに会ったときも、ずっと演劇のことを話していた。
駆け抜けてきた時代のこと、
いっしょにつくってきた仲間たちのことを、話していた。あのときの、彼の表情を忘れない。
50歳年下のぼくに、丁寧に、細かく伝えようとしてくれた。作品のなかで、また出会いたい。出会わなくては。
劇場にて、いつまでも待っている。
演劇をつくりながら、待っている。きょうは、ヒカリがよく目にはいってくる一日だった。
ご冥福をお祈りします。
2016.5.12 藤田貴大