2019/12/08
京都国立近代美術館にて8月〜10月の期間開催していたファッションの展覧会、「ドレス・コード?ー着るひとたちのゲーム」が熊本現代美術館でも始まります。
マームとジプシーは、「ひびの、A to Z」というインスタレーション作品を発表します。
京都展とはまた違った空間での展示をお楽しみください。
参加作品
「ひびの、A to Z」
日々、どうしてなにかを手にとってそれを着ようとするのだろう。そもそも着替えるというのはどういうことだろう。夜が訪れて、また朝を迎えるという繰り返しのなかにそれぞれ、なんらかの規則性と、またはルール。もしくはすこしの物語が在るのではないか。その観察をしてみたいとおもった。
藤田 貴大
テキスト・構成:藤田貴大
グラフィック・デザイン:梅﨑彩世
映像:小西楓、志村茉那美、宮田真理子
撮影:井上佐由紀
ヘアメイク:大宝みゆき
企画・制作:マームとジプシー
出演:ひび
「ドレス・コード?ー着るひとたちのゲーム」
今日着ている服、あなたはどうやって選びましたか?
制服、スーツ、ジーンズ、Tシャツ、ジャージ、ワンピース、トレンチコート……。その時の気分で選ぶこともあれば、何をするか、誰に会うかで決めることもあるでしょう。コスプレのように自分とは別の〈だれか〉になろうとすることだってあります。
一方で、ファッションは「着る」だけでなく、「視る/視られる」ものです。特定の文化や社会、グループで通用するコードがあり、そこから駆け引きあるいはゲームにも似た自己と他者とのコミュニケーションが生まれています。インターネットとSNSの普及によって、誰もが自らの装いを自由に発信できるようになった現在、私たちとファッションのかかわり方もまた新しい局面を迎えています。本展では、ファッションやアートのほか、映画やマンガなどに描かれたファッションも視野に入れながら、現代社会における新たな〈ドレス・コード〉、わたしたちの装いの実践(ゲーム)を見つめ直します。