〔埼玉〕2017年7月7日-9日・26日・30日/彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
〔北海道〕2017年8月20日/札幌市教育文化会館 大ホール特設ステージ
〔福岡〕2017年9月2日/北九州芸術劇場 小劇場
〔愛知〕2017年9月8日/穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース
撮影:井上佐由紀
じっさいにその作業をするのにかかる時間をつなぎあわせて、どういうヒカリを暗闇のなかにいれて、物事を、風景をみつめていたか、ということをあらためて取り組んでみてかんがえた。
おそらく、みえているものすべてが本物ではないことは、幼いころからわかっていた。では、本物はどこにあるのだろうか。右眼を塞いで、左眼だけで遠くのほうをみつめながら、そんなことを想っていた。ぼやけた画面のなかに、本物はあるのだろうか。しかも、自分のなかに埋めこまれているカメラだけが、カメラではない。町は、多種多様な複数のカメラによって構成されている。人間だけではないかもしれない。人間以外の動物からみる、物事は、風景はどういうものだろう。
日々、町のなかでは、いろんなものが失われている。そのひとつひとつにちいさいもおおきいもあるのだろうか。
あのころ、ヒダリメに映っていたものたちすべて、いまもあの土地でクラゲみたいに浮遊しているたくさんの魂のようなものたち、そしていつまでも愛おしいモモという存在。
あらためて取り組んでみて、こうして再会することができた。
石井亮介 尾野島慎太朗 川崎ゆり子
中島広隆 成田亜佑美 波佐谷 聡 吉田聡子
/山本達久
作・演出/藤田貴大
衣装/suzuki takayuki
照明/南 香織(合同会社LICHT-ER)
音響/田鹿 充
映像/召田実子
演出アシスタント/小椋史子
舞台監督/森山香緒梨
演出部/加藤 唯 熊木 進 丸山賢一
照明部/阿久津未歩(合同会社LICHT-ER)
音響部/八城浩幸(株式会社article)
衣装部/伊野香織 荻原 綾
大道具製作/金井大道具
宣伝美術/名久井直子
宣伝写真/三田村 亮
インタビュー(特設サイト内)/橋本倫史
制作/松野 創(彩の国さいたま芸術劇場)
林 香菜 古閑詩織(マームとジプシー)
Other Member/小西 楓 佐々木美奈 猿渡 遥 辻本達也 豊川弘恵 若林佐知子 渡辺ひとみ
企画制作/公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 合同会社マームとジプシー
主催/公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団