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CITY

〔埼玉〕2019年5月18日-26日 /彩の国さいたま芸術劇場大ホール
〔兵庫〕2019年5月29日/兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
〔豊橋〕2019年 6月1日-2日/穂の国とよはし芸術劇場プラット 主ホール

撮影:井上佐由紀

▽ チラシより

この町で。
なにを選ぶか。選ばないか。


どこかに。
光があたると、影ができる。


彼は言う。
「ただしさは、みえるか?」

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▽ パンフレットより(藤田貴大)

光があたれば、影ができる
しかし影がなければ、光を見ることはできない
光、そのものには実体がないのだから

暗闇のなかで、静かに灯る光の正体を

そしてそれは
どうして、灯るのだろう

その理由が知りたかった

暗闇のなかだけを歩くことは可能なのだろうか

なにかを
それはなんでもいい

なにかを灯さなければ

なにかを灯すために
たとえば生きなければ

歩くこと自体ができなくなってしまう気がする

あかりを灯して

不確かな現在を

そう現在は過去の余韻でしかない
現在を語ることができるのは
未来を生きるひとたちだ

だからこの舞台のことも
現在すぐには語ることはできない
すこし未来になってから

または
もっと、とおい未来にて
知らない誰かが語るかもしれない

ぼくらにとっては不確かな現在を

けれども、灯そうとしていた
現在という時間のなかで
どうにか、なにかを灯そうと

そういう手紙のようなものだ
この舞台は

2019.5.4 藤田貴大

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▽ パンフレットより(主催者挨拶)

本日は『CITY』公演にご来場いただき、誠にありがとうございます。

現代演劇を更新し続けるマームとジプシーの藤田貴大さんが「新たなフェーズ」と位置付ける本作は、「ヒーロー」をモチーフに、多様な価値観が共存する現代の都市を舞台にした善悪の相克の物語を描いて行きます。

キャストには5年ぶりの舞台主演となる柳楽優弥さんを始め、井之脇海さん、宮沢氷魚さん、青柳いづみさんといった、将来を嘱望される若手実力派俳優の皆様にお集まりいただきました。またスタッフにはパリでも注目を集めるファッションデザイナーの森永邦彦さんにご参加いただき、ご自身初となる舞台衣装のデザインを手掛けていただきました。

現代を代表する多彩な才能によって生み出された、新元号「令和」の幕開きにふさわしい、新たな時代を切り拓く渾身の作品を心行くまでご堪能ください。

最後になりましたが、本公演実現のためにご協力いただいた関係者の皆様に心より御礼を申しあげ、ご挨拶とさせていただきます。

主催者

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出演

柳楽優弥 井之脇 海 宮沢氷魚 青柳いづみ
菊池明明 佐々木美奈 石井亮介
尾野島慎太朗 中島広隆 辻本達也
波佐谷 聡 船津健太 山本直寛
内田健司(さいたまネクスト・シアター)
續木淳平(さいたまネクスト・シアター)

スタッフ

作・演出/藤田貴大


衣装/森永邦彦(アンリアレイジ)
ヘアメイク/池田慎二( TeamIkeda )
照明/南 香織(合同会社LICHT-ER )
音響/星野大輔(サウンドウィーズ)
映像/召田実子
擬闘/栗原直樹
舞台監督/大畑豪次郎


舞台部/森山香緒梨 丸山賢一 熊木 進 圓佛浩樹
照明部/江森由紀 菊池伸枝
音響部/今里 愛 野中祐里


衣装進行/若林佐知子 紅林美帆
ヘアメイク進行/古川昌子( TeamIkeda )
衣装助手/佐藤杏奈
擬闘助手/西村 聡
大道具製作/金井大道具(花本 剛)
衣装製作/中西亜希子 赤見佳代
大高紀子 谷島冬美 近藤勇樹
運搬/マイド


彩の国さいたま芸術劇場技術スタッフ
機構操作/八木 香 野寺 誠 小池由里子
堀田悠翔 市村嘉菜 伊能萌衣
照明/菅沼翔太 大谷 護 小谷中直美
音響・映像/金子伸也 竹内和弥 鬼澤玲子 石部奈保子


宣伝美術/名久井直子
宣伝写真/井上佐由紀
宣伝衣装/森永邦彦(アンリアレイジ)
宣伝ヘアメイク/池田慎二
宣伝映像/召田実子
撮影協力/デイ・ナイト
宣伝広報/る・ひまわり(金井智子)


制作/松野 創(彩の国さいたま芸術劇場)
林 香菜 古閑詩織(マームとジプシー)飯塚なな子


企画制作
公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
合同会社マームとジプシー


[埼玉公演]
主催/公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会


[兵庫公演]
主催/兵庫県 兵庫県立芸術文化センター


[豊橋公演]
主催/公益財団法人豊橋文化振興財団
共催/豊橋市
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

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