〔埼玉〕 2016年10月12日-14日/彩の国さいたま芸術劇場 中稽古場 1
撮影:三田村 亮
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「IL MIO TEMPO」ということで、イタリアのみんなと、とても大切な時間を過ごしています。
2013年に初めて、イタリアのフィレンツェにて、マームとジプシーは公演しました。
そのときに、いつかイタリアのみなさんと作品をつくりたい、とそのときのフェスティバル・ディレクターに伝えたのが、「IL MIO TEMPO」の始まりです。
翌年、2014年にイタリアのツアーにて(メイナ、ポンテデーラ、フィレンツェ、アンコーナ、メッシーナ)、ぼくらは各地でワークショップを開催しました。
そこで出会った俳優たちのなかに、「IL MIO TEMPO」に出演することになる、アンドレア、ジャコモ、カミーラ、サラの四人がいました。
そして去年、2015年に再び訪れたポンテデーラにて、「IL MIO TEMPO」、つまり「わたしの時間」ということで、日本からは、荻原綾、川崎ゆり子、成田亜佑美、波佐谷聡の四人の俳優が出演することが決まって、具体的にひとつの作品をつくる作業に取りかかりました。
つまり今年、2016年は、この企画が動き始めてから四年目です。
こうしてじっくり時間をかけて、かんがえて、作業しつづけているわけですが、今年の「IL MIO TEMPO」は、イタリアのみんなを初めて日本に招いて、リハーサルしています。
会場は、八月から途切れることなく、マームとジプシーの活動を見守ってくれている、彩の国さいたま芸術劇場にて。今回も引きつづき、ご協力いただいています。
来年以降、公演としての予定もある「IL MIO TEMPO」です。もちろんのことですが、大切にしていこうとおもっている「時間」です。
今年は、ワーク・イン・プログレスということで、この作品が構築されていく過程を発表します。
合間に、ぼくがすこし、この企画について、話しながら進行していきたいとおもっています。
つくる、とは相変わらずかんがえていることなのだけれど、どうしてなのでしょう。
でもやっぱり、きょうも、つくっています。
荻原 綾 川崎ゆり子 成田亜佑美 波佐谷聡
Andrea Falcone Giacomo Bogani Sara Fallani Camilla Bonacchi
作・演出/藤田貴大