mum&gypsy

かがみ まど とびら

〔埼玉〕2020年11月22日-23日、11月28日-29日
/彩の国さいたま芸術劇場NINAGAWA STUDIO

撮影:井上佐由紀

▽ WEBサイトより(藤田貴大)

いま、ありとあらゆる目に見えない線が、たとえばわたしとあなたのあいだにも複雑に張りめぐらされている。そしてその線という線は、それぞれあっちとこっちの境界になってしまっている。でもおもうのだ、そもそもさいしょは境界なんてなかったのではないか。生まれたばかりのあのころ、まだ見ぬ向こうがわを想像してはわくわくしていた。線は、さいしょは境界ではなかった。けれども線は、やがて面となって、そして立体が構成されていく。そこには内と外があるのだと知る。かがみのなか。まどのそと。とびらのむこう。わたしたちは生まれてからここまで、なんどくりかえして、辿りついただろう。きょうもまた内から外へ。ここまで足を運ぶことができたから、こうして待ち合わせることができた。

2020.1.14 藤田貴大

close

▽ パンフレットより(藤田貴大)

一月に書いた文章を眺めている。あれから、なにを経て。どんな音を聞いて、どんな光景を目に映して。どんな時間を過ごしてここまで巡り、辿りついただろう。想像もしていなかったようなことは、やはり起こる。それに伴って、線なんか引かれていなかったところに線は引かれていく。内側と外側があるのだと知る。部屋のなかで窓より外の世界を想像するのがこんなにも不安なことだった、だなんて。しかし、やはりおもうのだった。ここに、この空間に配置された時間に、きょうこうして集ったのだと。待ち合わせができたのだと。ぼくは、ぼくたちはこの時間を選んだ。そしてここにいる、ということを。やはりおもうのだった。

2020.11.7 藤田貴大

close

出演

伊野香織 川崎ゆり子 成田亜佑美 長谷川洋子

スタッフ

作・演出/藤田貴大
音楽/原田郁子
衣装/suzuki takayuki
照明/南 香織
音響/竹内和弥
映像/召田実子
ヘアメイク/大宝みゆき
舞台監督/須田雅子
舞台監督助手/久保大輔
照明操作/小谷中直美
劇場技術/菅沼翔太


宣伝美術/名久井直子
宣伝写真/井上佐由紀


協力
トロピカル
ハンドネオン
LICHT-ER


制作
松野 創(彩の国さいたま芸術劇場)
林 香菜(マームとジプシー)
古閑詩織(マームとジプシー)


公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
理事長/加藤容一
専務理事/山本好志
エグゼクティブ・プロデューサー・事業部長/渡辺 弘
劇場部長/岩品武顕
企画制作課長/濟木 亨
営業 鶴貝典久/松井 哲
票券 鈴木優子/本郷充子


助成
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

企画制作
公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
合同会社マームとジプシー

©2018 mum&gypsy