RooTS Series 寺山修司没後35年記念
〔東京〕2018年10月7日 -10月21日 /東京芸術劇場シアターイースト
〔上田〕2018年10月27日-10月28日/サントミューゼ 小ホール
〔三沢 〕2018年11月3日-11月4日/三沢市国際交流教育センター
〔札幌〕2018年11月7日-11月8日/札幌市教育文化会館 小ホール
〔フランス〕2018年11月21日-11月24日/パリ日本文化会館
(フェスティバル・ドートンヌ・パリ参加)
もちろんぼくはその時代のことを身をもって知っているわけではないけれど、だけれど、想像してみたくなったのだった。演劇を、彼らはどういう風にして捉えていたのだろう、そして、彼らにとって路地とは?道ゆく人々を、特殊な窓をとおして見つめてみたときに思い浮かんだものがあったのだろう。時代から弾かれたひとたちはどこへ向かうのか。自分たちは、この国で、どうなのか。これでもかってくらい叩き込まれた敗北感と、それでもどうしたって納得がいかなかったこと。その両方をそのままのかたちで、つよい焦燥とともに、舞台に、路地に、現しつづけた彼らの姿を想像するに、ぼくはぼくらと無関係だとはおもわなかった。あのころの日本と現在の日本は、じゃあどうちがうのだろう。現在の、路地は?これはただの再現ではなく、現在の音と色と言葉が、これでもかってくらい練り込まれた、まったくあたらしい作品だとおもっている。しかし、あたらしいとは、なにを持って、あたらしいと云えるのか。あたらしい、というのは、じつは、もともとあるものがなくては、あたらしくないのではないか。もともとあった音を、色を、言葉を、切り刻んで、解体して。あたらしく、構築していく。現在として、構築していく。かつて、彼らがそうしたように、ぼくらも舞台のうえで、または路地で、さまざまなシーンをその場で、コラージュしていく。まさに、閃いたのは、色でいうと、銀色だった。銀世界に、音を、色を、言葉を置いていくイメージで。また、つくっていきたいと、おもっている。
佐藤緋美 青柳いづみ
川崎ゆり子 佐々木美奈 召田実子
石井亮介 尾野島慎太朗 中島広隆
波佐谷 聡 辻本達也 船津健太
山本達久
<映像出演>
穂村 弘(歌人)
又吉直樹(芸人)
佐々木英明(詩人)
作/寺山修司
上演台本・演出/藤田貴大
衣裳/ミナ ペルホネン
ヘアメイクデザイン/池田慎二( Team Ikeda )
ヘアメイク/赤間直幸( Team Ikeda )
照明/南 香織(合同会社LIGHT-ER)
音響/星野大輔(サウンドウィーズ)
映像/召田実子
演出助手/小椋史子
舞台監督/森山香緒梨
イラストレーション/宇野亞喜良
宣伝美術/名久井直子
宣伝写真/井上佐由紀
スポット映像/宮所可奈(クリエイティブBe)
宣伝映像/松澤延拓
Web制作/伊藤 眸
照明部/阿久津未歩(合同会社LIGHT-ER)
音響部/今里 愛 横田和也
映像部/小西 楓 宮田真理子
演出部/丸山賢一 加藤 唯
衣裳部/若林佐知子
レコーディングエンジニア/Joe Talia 須藤俊明
制作/林 香菜(マームとジプシー)
制作進行/古閑詩織(マームとジプシー)
制作補助/福井 花
大道具製作/金井大道具
運搬/加藤運輸
稽古場/急な坂スタジオ
衣裳協力/コンバースフットウェア
協力/アノレ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 辻 佳代
企画協力/テラヤマ・ワールド マームとジプシー 徳永京子
企画制作/東京芸術劇場
主催/東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都
/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
一般財団法人地域創造